T型フォード(Ford Model T)は、アメリカにモータリゼーションを起こし、それまでは鉄道と馬車が主流であった交通に自動車という新しい選択を可能にし、そのおかげで道路などのインフラも整備され、都市と都市を結んで人々の移動や経済活動も容易にし、国や社会システムに多大な影響を与えました。
それによって町のいたるところにガソリンスタンド、ドライブインなどもでき、その周りにはレストランなどの飲食店や娯楽といった新しい業態も生まれました。
また、T型フォード(Ford Model T)は自動車なのでメンテナンスも必要ということで、修理屋さんや中古市場という新しいマーケットや、それに付随するビジネスも生まれ、それらに携わる人の雇用も生み出しました。
フォードの量産技術はヨーロッパの各自動車メーカーやわが国の自動車産業にも多大な影響を与え、違う業種でもその労働手法を模倣して取り入れるなど、影響は計り知れないほど大きいものでした。
日本で最初のタクシーはT型フォード(Ford Model T)でしたし、関東大震災で路面電車などの交通網がマヒした時にはアメリカからT型フォード(Ford Model T)のシャーシをバス用に変えて1000台緊急輸入するなどして、復興にも役立ちました。
こういった素晴らしい先人の努力があったからこそ社会は発展してこれたし、またこれからは私達の力で社会をより良くしていこうという気持ちが大切だと思います。