二度の失敗を経て1903年にフォード・モーター・カンパニーを設立したヘンリー・フォードですが、その年に最初のモデルであるA型フォード(Model A)を開発します。
そして幾度の改良を経て、1908年にT型フォード(Ford Model T)を開発しました。
なんとこのT型フォードは、1908年から1927年までほとんどモデルチェンジなしで1500万台以上生産されました。
T型フォード(Ford Model T)の生産された台数の多さも凄いですが、T型フォード(Ford Model T)はベルトコンベアによる流れ作業などフォードシステムと呼ばれる近代的な大量生産手法を使った自動車史に残る名車なのです。
このT型フォード(Ford Model T)は自動車業界の常識を変えてしまったのと同時に、人々のライフスタイルをも変えてしまったのです。
当時のアメリカの家庭の自動車の50%は、このT型フォード(Ford Model T)でした。
T型フォード(Ford Model T)は、単一モデル大量生産によるコストダウンを反映した他の追随を許さない低価格に設定されていたので、普通だったら買えない人まで自動車を所有でき、アメリカにモータリゼーションをもたらしました。
同時にフォードで働く労働者の賃金も上げて、単調な労働の対価に報いました。
車の値段を下げ、労働賃金を上げるという理想ができたのも、この圧倒的な自動車シェアのおかげだと言えます。