ヘンリー・フォードが亡くなり一つの時代が終わりました。
そしてフォード社は経営難に喘いでいたその頃、リー・アイアコッカという男がフォードに入社しました。
後にフォードの社長となり、その後クライスラーに移り自動車業界や経営に大きな影響を与えた人物です。
リー・アイアコッカは主に販売を担当しその地位を上げていき、当時のフォード社の社長のロバート・マクナマラの下で辣腕を振るいました。
このロバート・マクナマラはジョン・F・ケネディに国防長官に抜擢され、フォード社社長をわずか5週間で辞任し国防長官となり、その後世界銀行総裁となった人物です。
リー・アイアコッカは、その後マスタングの開発責任者となりました。
ご存知の方も多いと思いますが、マスタングは2ドアのスポーツカーで、その軽快で斬新なスタイルと買いやすい価格で、当時のアメリカのベビーブーマー達を中心に大ヒットしました。
その功績により副社長となり、1970年にはとうとうフォードの社長に就任したのでした。
しかしその後会長のヘンリー・フォード二世と経営方針をめぐる考え方の違いで、フォード社の売り上げを2年連続史上最高を達成したにも関わらず解雇されたのでした。
そのためリー・アイアコッカはライバルであるクライスラーの社長に要請され就任し、次に会長となり、長い間権勢を振るいました。