アメリカの夢を乗せた初代コルベットはマイナーチェンジのたびにだんだんとパワーが増し、最終的には最高360馬力まで作られました。しかしここまでハイパワーになると古い設計のシャーシでは役不足でした。
そこでシャーシーを含めたフルモデルチェンジを行い、新車発表することになったのですが、その新車発表を行ったのがフランスのパリだったのです。
当時アメリカ車の新車発表をアメリカ以外の国で行うことは異例であり、初代コルベットはニューヨークの名門ウォルドルフ・アストリアホテルで行われました。
このことからも当時のフランス(パリ)での新車発表は、ヨーロッパ、果ては世界に向けてのデモンストレーションと言え、こういった背景から2代目コルベットは誕生しました。
そしてその2代目コルベットのスタイルは非常に奇抜でユニークでありスティングレイ(アカエイの意)と呼ばれ、完全にヨーロッパ色は消えアメリカンスポーツカーを確立し、シボレーを代表する車種となりました。
エンジンのスペックも5、4リットルV8で300馬力以上で、1965年には「ビッグブロック」と呼ばれる6489ccで425馬力、最大トルク45.5/4000rpmの凄いエンジンが追加され、トランスミッションも3速と4速のマニュアル、3速のオートマティックと力が入りました。
あと特徴的だったのは1963年式の「スプリット・ウィンドウ」と呼ばれる中央にステーが入った左右分割型のリアウィンドウです。
このリアウィンドウは翌年、一体化され一枚になってしまいましたが、コルベットの運動能力の高さに加え、単純に見にくいので致し方ないですが、かっこよかっただけに残念でした。
しかしこの2代目は毎年二万台以上を輩出し、スポーツカーとしてはすごいヒットと言え、次のモデルに受け継いでいくことになります。